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Re: ドアノブカバーとは何だったのか

あくまで推測ですが、

返信

>で、ドアノブカバー。

>あれが普及し始める過程ってのがわからん。


高度成長時代、うちの母親がまだ若く青春を謳歌していた頃、婦人方の間で手芸がブームでした。

良き女性としての嗜み「 ”さ” しすせそ」(裁縫、躾、炊事、洗濯、掃除)の価値観が残っていた時代ですし、

編み機の普及なども伴って、非常にポピュラーな趣味だったと思われます。

うちの母親も、自らが縫製業に携わっていたこともあっていろんなものを作っていました。


で、こちら【PDF注意】の文中(2頁目冒頭)にもあるんですが、

複雑な衣服に比べて手軽に作成できる『カバー』の存在は格好の作成対象だった模様です。

事実、自分も幼少の頃にお邪魔した余所のお宅で、あちこちに色々な手製のカバーがかけられていたのを覚えています。

(ぶっちゃけ、ただの袋状にした布とかなんですけどね。)

折しもこの頃は、大衆向けに新造される戸建や住宅団地に洋間が取り入れられて、

ドアノブの存在自体も一般化した時代です。こうなるとあの突起状物体は格好のカモだったのでは、と。

しまいには毛糸とサントリーオールドの瓶2個でボトル人形を作ったり。アレ、すごいセンスだよなぁ。


おまけ:

あみぐるみが英語表記でもまんまamigurumiなのはちょっと意外。

投稿者 sbifb4 | 返信 (1) | トラックバック (0)

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Re: あくまで推測ですが、

カオス

返信

ウソだろおい…。


1964 年 12 月 29 日の記事1は「大はやりの手芸」と見出しがつけられ、「ちかごろ手芸がたいへん盛んです。デパートの手芸用品売り場では立ちんぼのまませっせと編物を続ける人たちがケースをとりまいています。店員さんはその指導やら、また人がきの後ろから 「あれみせて、それとって」というお客さんの応対で大忙しです」と続く。この記事には写真が添えられており、女性客で混雑したデパートの売り場で立ったままひたすら編物をしている様子が見られる

「食卓用のナイフ、フォークに至るまで、すべてこぎれいなカバーにくるむという執念」


一億総クリスト化。

芸術家・赤瀬川原平が1963年に宇宙を缶詰にしてしまったことも思い出しました。

なんつうか、いい時代だ。

勉強になりました。ありがとうございます。


以下蛇足。

編み物しようぜ

男子が編み物で帽子をつくってる(つくってた)サイト。

きっと編み物上級者の方は、「ポンポンなんて簡単にできるものなのに、専用の道具を買うなんて馬鹿げている」と言うに違いない。でも、もしかしたら男の手芸とは、こういうものかも知れない。「男の料理」なんていうと格好いいものに思われがちだが、実際には「よし、チャーハン作ってみよう」なんて言ってみては、チャーハンを作るためだけに巨大な鉄の中華鍋を買ってきて奥さんに怒られたりするのが男の料理の実態ではないだろうか。それと似てないか。なんとなく。

編み物しようぜ: アンデミルミル実践に関するログ


御意。

投稿者 zig5z7 | 返信 (1)

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