二日続けて映画観てきた。 |
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(1)【伏 ー鉄砲娘の捕物帳ー】観てきた。
劇場が限られるので錦糸町に始めて行ったんですが、駅前の大車輪ウンコオブジェ、なんなんですか、あれ?
さておき、とても良かったです。久しぶりに『当たり感』がしました。
幕末期の江戸が舞台ですが、時代考証はあえて緩く、架空の世界として物語は描かれます。
伏と呼ばれる半人半獣を狩ることへの背徳感、吉原の陰惨な部分などを描きつつも、
あえてそれらを執拗に突き詰めず、物語としての軽快感や疾走感を脚本・映像の双方で重視し、
結果、主人公『浜路』の爽快な成長活劇に仕上がっているのが良かったです。
非常にテンポよくストーリーが進んでゆくので、時間が過ぎるのがあっという間でした。
見所は、少年のような田舎娘が女性としての自意識に目覚める過程。そこを楽しむアニメ。
団地妻さんの鼻にかかった声質も、ヒロイン浜路にピッタリで良かったです。
滝沢馬琴の役で歌丸師匠が出演されているのですが、非常にしっくりとした演技でびっくりしました。
考えてみれば落語家さんといのは常に噺の中でなんらかの登場人物を演じているわけで、
元来、ある種の声優であるのかもしれません。
(2)【ねらわれた学園】観てきた。
そしてですね、こちらもまた良かったです。二発続けて当たるとは思わなかった。
細田守監督の『時かけ』同様、原作小説の数十年後を舞台に映像化された作品です。
(魔女おばさん同様、原作主人公の耕児が同じ立ち位置で登場します。)
江ノ島近辺が舞台。またか、また鎌倉〜江ノ島ラインか。愛され過ぎだろう...
実のところ、脚本の『SFとしての部分』は若干説明不足な感が否めません。
(特にケンジとナツキの、幼少期における生存・死亡の由来とパラドクスとか。)
ただ、その肝心な部分がどうでもいいくらいに、キュンキュンする中学生の恋愛物語が展開されます。
特に、花澤さん演じる春河さんというキャラクターの、思い人の京極君を見つめる、潤む眼差しが
もう、うっとりぽわ〜んとして、頬を赤らめて、何ともいえない溢れ出るエロス。萌えアニメだろ、これ。
あとおじさん、AKBには興味は無いけど今回の映画で渡辺麻友って子の名前は覚えたわ。まゆゆな。
二つの映画で共通していたのは、キャラクターが非常に良くに動きまわる点と、背景の見事な美しさ。
どちらも劇場アニメならではの贅沢なクオリティーでした。満腹。パケでたらどっちもポチります。
小野D演じる京極がピアノを演奏するシーンで、脳内で保坂のカレーの歌が再生されたのは内緒です。
投稿者 sbifb4 | 返信 (1) | トラックバック (1)