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劇場版いろは観てきた。

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公開初日、仕事を定時に終わらせて電車に飛び乗る。我ながら大人気ないバイタリティの使い方してると思う。


以下、感想など。


 TV放送本編での主役は緒花でしたが、劇場版では『スイと皐月』『皐月と緒花』という母娘三代の【家族の在り方】そのものが主題となっており、明確な意味での主人公がいません。個々の心情をキャラクターの視点を通して訴えつつも、全体を客観的に捉える視聴者の視点では時に反発しあう人物それぞれに共感を覚え、ドラマの主題を深く印象づけられます。

 『豆爺の業務日誌』と『菜子の妹:麻奈のエピソード』の2つを通じ、過去と現代の描写が織り交ぜられて進む物語は、まさに皐月と緒花の「心の成長記」。特に、TV放送ではダメな母親の印象が先行していた皐月株が急上昇。なんですかこの可愛い女子高生は(困惑)

 非常に洗練された脚本の構成と演出で、一時間作品とは思えない、濃厚な二時間ものの映画をガッツリ観た心境でした。現代劇として、日常の、等身大の人物像を描いてきた『いろは』だから伝えられるもの。その魅力が余すこと無く発揮されていたように思います。


 さておき、私的に気になってしようがなかったのが、作品における巴さんのポジション。

 仲居という職種の括りから、歳は離れているけれど常に女子高生四人組と一絡げの位置取り。パンフレットの表紙絵や、登場人物紹介も皐月やスイを抑えて女子高生に続く順番である点。劇場に置かれていた立ちポップも五人セットでした。

 ところが作中では、残念ながら完全に『脇役・ネタ要員』であり、年長者には男っけの無さを弄られ、年下には若さを見せつけられと散々な役どころ。能登さんの好演はすばらしいですが、いかんせん華もなければ萌えどころもないのです。一体巴さんとは何処需要なのか?


 この映画は感動の余韻とともに、湯桶温泉に経済効果を持続させる布石をガツンと打った気がします。あとは自動改札の準備をするだけだな>金沢

投稿者 sbifb4 | 返信 (0) | トラックバック (0)

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