人としてのスペックの高さを問われる、ハイレベルなイベント行ってきた。 |
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『ゲームマーケット2013春』行ってきました。ボードゲームやカードゲームなど、いわゆる『非電源』ゲームのイベントです。WEBでイベントの存在を知り、無類のボードゲーム好きの友人に「こんな催しがあるみたいだけど、行くの?」と軽い気持ちでメールを打ったら「もちろん行きますよ」とのこと。実は毎回行ってるらしい・・・便乗する形でのこのこと付いて行ったのです。
ビッグサイト西3ホールでの開催。一般(同人)および企業のブースが混在していて、コミケでいうところの島と島の間に遊戯するための別卓が挟み込まれたような独特な設営・・・そう、基本的に『体験型イベント』なのです。遊ばずに会場を見て回るだけなら、たぶん30分もあれば事が済んでしまいます。目にとまったゲームがあればその場で実際にプレイ、気に入ったら即購入という流れで楽しむのが真骨頂といえるでしょう。
ここで参加者は、二つの能力を試されることとなります。
まず『社交性』。非電源慣れした猛者たちはこの場を渡り歩くのに何の困難も感じないでしょうが、基本ライフスタイルがボッチの自分のような人間は、まずなけなしの社交性を発揮しないとイベントを楽む権利すら発生しないのです。ハードルたけぇぇぇ。
次に『飲み込みの良さ』。ゲームですから、まずルールを覚えなければなりません。せっかく試遊卓に座ってパーティに参加しても、自分一人がアタマ悪くてルールを覚えられず他の人に迷惑をかけたら・・・とか、公開処刑以外の何ものでもありません(怯えすぎ)。当然、ゲームの数だけルールを覚えなければならないので、脳の総合力(効率よくルールを覚えて、実践し、勝つための思考を行い、終わったら次に向けて切り替える力)が試されます。まじめに取り組んだら疲弊必至。
卓にはその商品を扱う企業やサークルのスタッフさんがいて、優しくルールの解説をしてくれます。スタッフさんの仕事は、初対面同士のプレイヤーをとりまとめ、簡潔に理解しやすくルールを伝え、更に場の雰囲気を和ませたり盛り上げたりしながら購入へ導くことですが・・・これ、本気でものすごいスキルを求められると思うよ。企業のスタッフさんも勿論ですが、同人で参加しているサークルのスタッフさんは、本当に心からこの趣味を愛してないとできないな、と猛烈に感動しました。
あと気になったのが、同人での非電源ゲーム制作ってどうやってるの?という点。同人誌なら印刷屋に発注ですが、ゲームの場合、たとえばチップやコマなどのプラスチック素材の成型や、カードゲームひとつとっても小ロッドで厚手の紙にPP加工つきでコーナーカット、更に化粧箱まで用意って・・・え?どこにどんな発注かけるの?考えただけで大変な気持ちになってくるんですが・・・その辺を友人に聞いてみたところ「ああ、そういう業者さんがあるんです」と即答。WEBで確認したら、なるほど、確かに業務形態として製作を丸受けしてくれるシステムが存在するようです。正直ニッチな市場だと思う。それでも渡りに船というか、いやー、なんかすげぇな、世の中って。
会場内はどこをみても趣向を凝らした品ばかり。かわいらしいパッケージをみていると、楽しそうな雰囲気に当てられて思わず購入したくなってしまいます・・・自分が基本ボッチであることを忘れてな! っていうか買っちゃったさチクショー。場内では他にも中古ゲームのフリマやボードゲーム製品に関するまとめ書籍の販売などもあり、非常に活況を呈していました。大型の箱物製品も多いため、買い付けたものをカートやスーツケースに満載して移動する猛者も。コミケとは別の意味で場内が非常に狭く感じられたイベントでした。いい刺激になった。
今回の戦利品。
とりあえずGW中に件の友人宅で頭数集めて非電源の会を催すことに。せっかく買ったんだし、せめて一回くらいは遊ばないと・・・
投稿者 sbifb4 | 返信 (1) | トラックバック (0)