イチジクまとめ(エロ注意) |
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蓬莱柿(ほうらいし)という、一見ヨモツヘグリのような名前の果物は、柿ではなくてイチジクの品種名。トマトなのに桃太郎みたいなアレ。
以下、イチジクまとめ。
・もともと、西アジア原産の植物。アダムとイブがお股にあてがった葉っぱがイチジク。なんかエロい。
・漢字で書くと無花果。花が咲かないように見えるから。ですが、実は『実』の内側に生えているブツブツ一個一個が花。断面図がエロマンガのアレっぽくてエロい。
・実だと思っている部分は、花嚢(かのう)というらしい。お尻の部分にわずかながら穴が開いている構造。穴まで開いてるんですよエロい。
・イチジクは雌雄異株。雄株には『雄花+雌花』の生えた花嚢が、雌株には『雌花』だけが生えた花嚢がなる。
・受粉は『イチジクコバチ』という種類の蜂が担当する。イチジクの種類ごとに担当する蜂の種類が違っていて、イチジク一種と蜂一種が対の関係。
・小蜂は全長約2mm。受粉の仕組みは概ね以下のとおり。
・メス蜂が花嚢の中に入り込む。花嚢の穴は受粉の時期にわずかに開くのみで、蜂は触覚や羽を折って潜り込むらしい。
・”雄”花嚢の中に入り込んだメス蜂は雄花の花粉を雌花に受粉。ついでに自分の子供を雌花の中に産み付けて昇天。
・花嚢の中ではオス蜂が先に羽化。まだ花の中にいて身動きできないメス蜂と交尾(拘束プレイ、エロい)。その後、メス蜂羽化。
・オス蜂はメス蜂が外に出られるよう脱出用の穴を花嚢の内側から開ける。その後、オスは外の世界を知らないまま力尽き昇天。メス蜂は雄花の花粉を携えて、外へ飛び立ってゆく。
・”雌”花嚢にはメス蜂が入っても産卵できないよう構造的な仕掛けがあり、この場合、受粉だけ行われてメス蜂昇天。かわいそう。
・くわしくはこのへん。
・ここまで散々書いておいてアレですが、日本には基本イチジクコバチが居ないため、栽培は挿し木によって行われています。
・結果、雄花が要らないので雌花の実のみが熟す、単為結果という卵で言ったら無精卵みたいな性質の木ばかりらしいです。まぁ、逆に言えば安心して食えますな。
・【在来種】【日本種】とされているイチジクも、もとは江戸時代初期に中国から持ち込まれた外来種。前述の蓬莱柿など。
・考えてみれば、それ以降挿し木によって繁殖した実を食べ続けているわけで、一切世代交代をしない同じ遺伝子の実を数百年食っていることになる。なんか怖くね?
・日本で栽培されている品種は、明治末に輸入され広まった『桝井ドーフィン』のシェアが約8割で圧倒的。
・主な生産地は関東以西。東北以北では難しいようです。自分、北関東住みですど生鮮食品売り場で見かけたこと無い。関西とかだと流通してるの?
・イチジクの品種は収穫時期によって【夏果】【秋果】【夏・秋兼果】の3つに分類される。
・【夏果】は秋に伸びた枝の先についた実を放置、初夏に収穫できる。
・【秋果】は2・3月ごろ、枝を剪定。春に新しく生えてきた枝についた実を晩夏に収穫。
・【夏・秋兼果】は剪定によってどちらの方法でも収穫が可能な品種。もちろん枝ごとに夏・秋を振り分けることもO.K.
・とはいえ、基本的には秋果のほうが圧倒的に美味しいらしいです。
・イチジク育成愛好者同士ががオフで会うと盛んに手持ち品種の苗木の交換・譲渡が行われるらしい。
・理由は、前述の剪定で切断した枝を片っ端から挿し木にして苗木を大量製造しているから。
・イチジクには実のお尻の部分にサラダ油を指すと成熟が加速する「オイリング」という裏技があるそう。イチジクに浣腸(エロい)。
・イチジク浣腸はイチジク製薬株式会社が発売する、主成分グリセリンの便秘薬。本物のイチジクで浣腸してはいけない。
・ただし、イチジクは食物繊維が豊富なので、食生活に組み込むことで便秘を回避・軽減できる効果は期待できる。
・ちなみにイチジク製薬株式会社はコンドームで有名なオカモトの子会社。なんだろう・・・色々なプレイに対応している気がする(エロい)。
総括=イチジク、エロい。
投稿者 sbifb4 | 返信 (1) | トラックバック (0)