是非、皆様にもツメレンゲの魅力をご理解いただきたい。マジ楽しいから。いや 、本当だってホント、マジマジ。 |
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昨秋咲き上がったツメレンゲの子株から大量の孫株が発生してウキウキが止まらないのでちょっと語りたい。いいから付き合えよぅ。
一般的に植物の楽しみどころといえば、花であったり結実であったり、観葉植物なら葉の彩りや形、となるわけですが・・・
ツメレンゲの魅力というか楽しみどころはですね、『成長過程での容姿の変化そのもの』といえるでしょう。面白いくらいに変形するのです。
剣のように尖ったかと思えば冬にはダンゴムシのように丸くなり、春には花びらのような可憐なロゼット状に、夏に小休止したあと、秋、幾何学的な美しさを備えた花穂をニョキニョキとリフトアップさせるのです。
グーグル先生の画像検索結果をご覧いただければ、その多様性をご理解いただけるかと・・・
また、育成環境などの外的要因によっても形状に差が現れます。下の写真ですが・・・・
こちらは、日当たりの良い場所で水持ちの良い土で越冬させたもの。全体的に丸く柔らかい印象で、子株があふれんばかりについています。
こちらは日照時間が少なめの場所で、水はけのよい土で越冬させたもの。子株は少なく、全体的に鋭利な印象です。
実はこれらは、同じ親株から株分けしたものです。置き場所を工夫して造形の違いを楽しむことも出来ます。
外で越冬させるとダンゴムシ化して休眠するのですが、室内ならそのままの形で冬が越せます。
ペットボトル栽培で株間が込み入り、春先なのにリフトアップ開始。
反対側から撮影。
昨年晩秋に開花が始まった花穂。日照の都合で垂れ下がってますが、左上が株元に近い方です。
室内育成で寒さが緩かったのでゆっくりと咲き上がり、ようやく先端に迫りました。5ヶ月近くかかった・・・
あと、ツメレンゲにロマンを感じるのはですね、種子の発芽から開花まで三年を要すること、
そして開花後には株が枯死してしまう、その潔い散り様でしょうか?もののあはれ。
(園芸の場合、種子ではなく、春先に発生する子株から育てるので三年待ったりはしませんけどね。)
どうですか、ちょっと興味をお持ちいただけましたか?
「でも、育てるの難しいんでは?」とお考えでしたら、最後にツメレンゲ最大の魅力をお伝えしましょう。
『手間いらず。放置プレイで育ちます。』
屋外でしたら、自然降雨だけでオッケー、室内でも忘れた頃に水やりすれば十分です。
栄養分もいりません。やればより大きくなりますけど。それでもほんのちょっとで十分です。
とにかく、構いすぎないのが重要。多肉ですから、常に乾燥気味に。まぁ、まず失敗しませんから。
うちのは野良レンゲですが、園芸品種もあるようです。なんか赤くなったりするらしいですよ?なにそれ欲しい。
花屋で見かける機会はあまり無いんですが、花穂が立つ開花シーズンには若干出回っていたり。
(でもそれってもう先がないんじゃ・・・周りに子株が付いてればそっちを増やせますが。)
準絶滅危惧扱いですが、繁殖力は強いので生えているところにはまとまってドッチャリあります。
一株手に入れさえすれば、増やし放題なんですけどね。
さあ、貴方も是非ツメレンゲ仲間に。カモン・ジョイナス。
投稿者 sbifb4 | 返信 (1) | トラックバック (0)