ガルム・ウォーズ観てきた。 |
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酷い。今年自分が観た映画の中でも、段違いにずば抜けて酷い。封切ったばかりの新作の上映が日に三回しか無い時点で、察しなければならなかったのではありますが。
唯一無二、救済の弁を述べるなら川井憲次の劇伴だけは良かった。
とにかくストーリーに身がなさ過ぎる。主題やメッセージ性が完全に欠如していて、冒険すること自体が目的の、まるで明日急遽開催されることになったテーブルトークRPGの為に一晩で作ったようなシナリオ。しかもパルスのファルシのルシがパージでコクーン状態で、書いた本人以外には無駄に記憶野のソース消費を強要する仕様。最初からクライマックスまで単調な戦闘と移動を延々ずるずると引きずった挙句、トドメに『俺たたエンド』のスーパーコンボが炸裂します。死ぬほど退屈で、数え切れないほど欠伸しちまったYO!
あんまりにも話が酷すぎるせいで、「俳優さん達は何かの罰ゲームで、珍妙なコスプレをさせられて無理やり演技を強要されているんじゃないか?」と、なんだかか可哀相な気持ちになってくる・・・・
ブッチーが付けたっていう「この国が棄てた幻想を、再び。」っていうキャッチコピーも、微塵も内容を反映したものではありません。むしろこの映画を見てこのキャッチが出てきたとすれば、それはブッチーの『無』から『有』を生み出す才能によるものです。
元々は’90年代後半に始動して一度頓挫したプロジェクトを、’10年代の今になって再始動させたものらしいですが・・・うん、死体は墓から掘り起こしたところで、死体でしかない。
投稿者 sbifb4 | 返信 (0) | トラックバック (0)