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緊迫感(¥2,200-)

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PS4版INSIDEクリアしたんですけど、あまりに哲学的な最期と、達成感・開放感から軽度の放心状態に。


兎にも角にも、プレイヤーに心理的な圧迫を与えることを至上命題に作られています。

印象的で美しくも、無機質なアートワーク。顔を持たない主人公の少年はアイコンのようでありながら、反面、呼吸を乱し恐怖心から後ろを振り返るなどの生々しいモーションを行います。淡白でありながら残虐な死のシーンは後味が悪い、の一言。

ゲーム内には一切のテキスト情報も音声会話もないため、プレイヤーはゲームの目的すら不明のまま、ひたすら画面右方向へと進むしかありません。途中目にする光景は、生者と、死者と、半生者の世界。人の倫理観に触れ、また率直に意味を度し難いシーンの数々は、ひたすら疑問と不安を煽ります。


ゲーム性の部分において、謎解きの難度が低く設定されているのが特徴的です。初見殺しのトラップも多々ありますが、全てのギミックが画面をよく観察すれば僅かな思考で解けるように作られており、また、プレイに失敗した場合でもオートセーブされた直前のシーンから何度でもトライできます。行き詰まりによる挫折は起こりえませんが、一発即死の仕様はLIMBOと変わりませんし、また逃亡・回避系のギミックではその生死を分かつタイミングが非常にシビアに設定されていて、これがまた異常な緊張感の演出に効果を上げています。結果、心的圧迫の連続で少し進める度に精神力を使い切り、休憩を挟まないと心臓が持ちません。基本チキンの自分はコントローラーを持つ手を本当にガクガク震わせながらプレイしていました。


・犬が嫌いになる。鳴き声を聞くと逃げだしたくなる。

・夜道を照らす明かりを目にすると、不安な気持ちになる。

・このへんはこわいぞ(本気で怖い)


物語は終盤、突如ドラスティックな展開を迎え、堰を切ったようなスピードで流れゆき結末へと導かれます。

言葉無きストーリーは最期に、プレイヤーに一頻りの放心を与えた後、考察と解釈を促します。

きっとこのゲームはそこまで含めて、意図して作られたものに違いありません。

投稿者 sbifb4 | 返信 (0) | トラックバック (0)

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