社会において、文章をきちんと読み正しく理解できる人間の割合は、多分恐ろし く低い。 |
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総務課の年末調整取りまとめ担当から悲鳴にも似た電話がかかってきた。
どうやらウチの部署の非正規雇用社員が出した書類が不備だらけで全滅だったらしい。
証明書がついてない、配偶者の所得が枠を超えている・・・・etc.
そういえば、ちょっと前に国勢調査関連のニュースで、
ある自治体が回収した郵送回答の98%が不備で再調査、職員が悲鳴、みたいなニュースがありました。
国勢調査にせよ、年末調整にせよ、本来誰もがきちんと記入できるように
『読めばわかる書き方の補足』がついているわけなんですが、それでも露骨な不備が絶えない理由は、
ほとんどの人が『きちんと読んでない』『斜め読みで、意図が理解できていない』・・・もう入り口からダメなんだと思う。
『大衆の理解力』というのは、本当に低い。やっぱりその低さの要因の一つは事に取り組む姿勢の低さそのものだと思う。
ちょっと文字が多く書いてある書類を見ると、それだけで理解をする努力を放棄してしまう怠惰さ。
「迷惑をかけるからちゃんとやろう」とか「再提出をするのが面倒だから一回で済ませてしまおう」といった心がけのなさ。
遠い昔、夏休みの宿題を先延ばしにしたダメさ加減に似た何かが、今になっても面々と息づいている感じ。
電話越しに(部署を代表して)平謝りしながら、そんなことを考えていました。
『ダメじゃない大人』なんて、本当は一握りしかいない超エリートなんです。絶対。
投稿者 sbifb4 | 返信 (4) | トラックバック (0)