あの花最終回 泣けた?/泣けなかった? |
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10話までとても楽しく拝見してまいりましたので、
当然、最終回も全乗っかりで泣く気満々だったのです。
ダメだった。
ネットで感想をいろいろ見て回ったら、概ね高評価。泣けたレスがたくさん。
実際脚本も本筋で良かったし、声優さんの演技も真に迫ってすごかった。
泣けていいんだと思う。理屈ではわかっているのだけれど。
泣けなかった派の意見では『ゆきあつのネタキャラが立ちすぎて』とか
『演出が突然演劇的になってしまって』などなど。
頷くところもあるのですが、私的に一番泣けなかった理由は、
神社前での懺悔のシーン、個々の冷静さを欠いた盲目的な自己批判が
集団を単一の方向に動かすという結末になった、という事象の
潜在的な危険性に恐怖を感じてしまったから。
最終的にはかくれんぼのシーンでシンクロナイズが最高潮に達し、
反面、キャラクター個々のアイデンティティが喪失してしまいました。
よく言えば団結、悪く言えばまるで洗脳、そんな紙一重。
もちろん、予定調和のアニメに全乗っかりする気だったんですから、
こんな現実世界でするような危惧なんて、感じる必要はないんです。
でも自分はあそこで、まるで、ニュース映像で
『あの国』のマスゲームを見ているような不安を感じてしまった。
乗っかりたかったのに。心底乗っかりたかったのに。
なんでこんなひねくれた人間になっちまったんかなぁ>自分。
という、クソの役にも立たない自己批判が未だ終わりません。
あー。
投稿者 sbifb4 | 返信 (2) | トラックバック (0)