それにしても初秋の風の心地よさよ |
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浴室の出入口の扉と窓を全開にすると、それはもう気持ちのよい、冷ややかな風が通り抜けてゆくのです。
乾いたタオルがパタパタと風に揺れ、目をつぶって湯船に浸かれば擬似露天風呂感覚ですよ。はーびばのんのん。
これで浴槽がヒノキで、あと50cm長ければ最高なんですけどね・・・リフォームか。行くか。
そんな気分で風呂入っていたら、突然、昔入った母親の実家の風呂のことを思い出しました。
母方の祖父がタイル貼り職人だったので、当然自宅の風呂場のタイルは祖父が自分で貼ったわけなんですが、
勢い余ったのか、壁・床は勿論のこと、浴槽、天井まですべてタイル貼り。浴室内総タイル貼りですよ。
しかも一般的な10cm四方の板タイルではなく、色とりどりで形もまちまちな小さなタイルを
モザイクよろしく幾何学的な模様で、これでもかと言わんばかりに貼り巡らした【完全・俺仕様】風呂。
子供ながらに、奇抜なその風呂の尋常なさはひしひしと感じていたのですが、
湯船に浸かって天井の掴みどころのない模様をぼんやりと眺めると、
次第に不思議な気持ちになってゆくのが印象的でした。
風呂の底まで小さなタイルだったので正直すわり心地が悪く、尻が痛くなるのが難点でしたが。
その後、リフォームの折にあの奇抜風呂は撤去されてしまったのですが、
せめて写真に残しておけばよかったのに、と悔やまれてなりません。爺さんの形見だったんだし。
童心に返って、あの風呂にナニも考えずにぼーっと浸かりたい。
投稿者 sbifb4 | 返信 (2) | トラックバック (0)