ウグイスガイ目イタボガキ科マンゴー |
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メキシコ産アップルマンゴー(おつとめ品¥180-)

殻に守られた種。牡蠣っぽい。(果肉はスタッフが美味しくいただきました)

殻から種子を取り出したところ。全長7cm。栗のような薄皮つき。

薄皮を剥いたところ。貝っていうか、臓物っぽい。種が半分浸かるくらいにトレーに注水。おマンゴーびしょ濡れ。

【3日後】入水管根が出てくる。本体は光合成がすすんで徐々に緑色に。

【5日後】根が下方向に伸び出したため、ペットボトルを加工して水栽培用の器を作成。すでに目測3cmくらい。

【10日後】根は8cmくらいに。根元に割れ目ができて、発芽が始まる。

【11日後】朝観察したら、芽がリフトアップしてた。

同日、仕事から帰ってきたらすでにピンコ立ち。色も黒々。

【14日後】茎が伸びて、葉っぱがそれらしくなってきた。

【15日後】いきなり葉っぱが大きくなってた。根っこも底に届きそうな勢いで、細い毛根も生え始めたので鉢植えにすることに。

南の島っぽくなる。

【まとめ】
マンゴーは夏休みの宿題に最適な観察対象だと思いました。種子が大きく水栽培できるので、発根・発芽までの経過の観測が容易に可能。
実は写真のもの以外にももう一つ育てたのですが、こちらも同様に育成できました。かなりの高確率で発芽するもようです。
【注意点】
・個体によって、発根する部分に差異があるようです。真上に向かって根が伸び始めた場合は速やかに種を裏返してください。根、芽が複数出る場合もあるとのこと。実際出た。
・冬は気温8度以上を保てないと、越冬は無理な模様。ビニールハウスや室内管理で乗り切るしか。
・実がなるまでには6~7年かかるそうです。さらに言うと、このような理由で『多胚種の珠心胚に当たれば食ったのと同じ美味いマンゴーが実るけど、可能性は低い。まず期待はするな。』らしいです。観賞用として割り切った方が良いかも(ただし、下記項目必読)。
・フィリピン産のペリカンマンゴーは、放射線処理されているので種子は育たないそうです。実際育たなかった(ダメだって言われるとやりたくなるじゃん)。
この放射線処理は防かびと殺虫の為に行われているらしいのですが、ここで対象とされている虫はミバエというハエ(害虫)。
勿論ハエが対象になっているのには訳があって、マンゴーの花は『強烈な腐敗臭』を発するためハエを呼び寄せ、その『ハエを介して受粉』を行うらしいのです。(受粉目的にはクロバエ科のハエが使われるとのこと。たぶんコッチは益虫扱い)・・・・マンゴーを観賞用に育成するには、かなりの愛が試されると思います。
ちなみにメキシコ産アップルマンゴーは蒸熱処理などの放射線以外での処理を行っている為、種子が育つようですよ。
いやー、マンゴー美味いよね!みんなもマンゴーたくさん食べて、食後は是非栽培に挑戦しよう!(おわり)
投稿者 sbifb4 | 返信 (0) | トラックバック (0)