同級生、観て来た。 |
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地元映画館からMOVIXさいたまへ移動。時間が合わずに二時間半もコクーン・シティで暇つぶしするハメに。客の入りは二割いってなかったような・・・・でも、やっぱりというか、圧倒的な女性率。自分以外の男は彼女連れのヤング☆マンだけだったYO!
でも、あえて声を大にして言いたい。「この映画は性別問わず、万人にお勧めしたい。」・・・・・たとえ野郎同士のチュウが8回(うちベロチュウ2回)あったとしても。
男性の方へ。まず、ただ一箇所だけ、最初に草壁と佐条が双方ともに突如覚醒して(Bluetooth機器よろしく)ペアリング状態になってしまう不自然さだけは目を瞑っていただきたい。あそこだけは、どう逆立ちしてもノンケには理解不能。どんな夢の世界の住人なんだよ、と思わずにはいられません。ないわ。
でも、それ以降の展開は折り紙つきで面白いです。二人の男性による恋愛は決して同姓同士であることの苦悩を題材として取り上げたものではなく、等身大の高校生が純粋に、そして面白おかしく、交際したり、時に喧嘩したり、嫉妬したり。男女のツガイが普通に恋愛するさまを、たまたま男同士のシチュエーションで見ている、そんな気分。受けとか攻めとか、そういう役割分担的な、記号としての同性愛とは全く一線を画しています。
キャラデの繊細さと緩さ、背景を含めたやわらかい画面作り、また時にコミカルな動作の演出などがあいまって、恋愛アニメでありながらほのぼのとしたギャクアニメを観ているような不思議な感覚にとらわれます。神やん兄さんのせりふまわしもこれまたナチュラルで絶妙、それに答える野島さんの晩熟な演技がガッチリ受け皿になっていて、声優の力量もまた見所。
監督の中村章子さんはこれが初監督の作品だそうで・・・スゲェ。初めてでこんなの見せられたら、今後を楽しみにせざるを得ません。
投稿者 sbifb4 | 返信 (0) | トラックバック (0)